Lyric

1.THE WORLD
/ THE WORLD
爪の先まで抜かりがなく立つ
お前も揺らしてしまう世界の
正体を俺が暴くとしよう
白状しよう 生涯無勝で爆笑
しょうがないでしょう
どうせ勝者にはなれないでしょう
弱者のまんま自殺しよう
自殺しろ!
「もっと勇気出して」って
「もっと本気出して」って
「もっと夢中になって」って
「もっとおかしくなって」って
「もっと歌を歌って」って
「もっと声を出して」って
「もっと不幸になって」って言え
うるせぇ
15で出た故郷は津波にのまれて
沈んじまえ、って思ってるし
結局10代で幼さを捨てなくちゃ
やってらんねぇような人生だった
で、東京に出てきたけど
何かが変わった訳じゃない
人間不振をこじらせて
統合が失調した
ぶっちゃけクソ死にてぇ
残ってる時間はほとんどないのだから
これだけは言わせてくれや
俺の歌はもう惜しまずここで
使い果たすことにした
We are CRYAMY From Tokyo
痛みの歌 悲しみの歌 この世界の歌
2.光倶楽部
/ Bomber Is Here!
大局はもう動き出してる
俺ん家で牛乳腐ってる
「より良い未来」掲げ出してる
俺ん家に督促状来てる
卑怯者が演説かましてる
俺ん家にはゴキちゃん沸いてる
政治家の全盛期が来てる
あいつらがキモいから泣いてる
ガソリン撒いて火をつけて
爆弾持って突っ込んで
ゴミカス連中とミンチになって
綺麗に空を舞って
どうしていこうか?
左利きに生まれる確率と
どっか知らんとこで首括って死ぬ
確率とどっちが高い?
ガソリン撒いて火をつけて
爆弾持って突っ込んで
ゴミカス連中とミンチになって
綺麗に空を舞って
雨のように降り注いで
真っ赤な私が誰かの街を染めて
ささやかな生活にちょっと
嫌がらせするのでした
こんなのはどうだ?
怒り混じり
シュプレヒコールを笑う集団
親の金で通う私立大学
恥ずかしいねぇ
茶髪がダサい


3.注射じゃ治せない
/ Anyone Can’t Pray (with) Guitar
消極的な交流を
とっととここで終わらせたいから
愛想笑いだと気づくように
わざとらしく やらしく
暴力的に純粋な
瞳はそれを見破れない
いつか間違いに気づけるように
地球のどっかで祈ってるよ
いつから俺は人のことを
根本的に舐め腐ってる?
機能不全も楽に思うよ
華麗に関係を支配中よ
やたらめったら親切な
人のことも暴いてしまうから
雨晒しなら濡れろよ
傘は一人で使うのよ
同調圧力の真相
みんな互いを利用したい
ゆっくりフェードアウトして
角が立たないようにしたい
獣のように寄り合って
巣を作る人が気持ち悪い
まぁ乱暴に括っちまえば
文明も似たようなもんだけど
社交的ぶって振る舞って
内心じゃずっと見下してるよ
そろそろ俺が人一倍
気難しいのに気づいてほしい
金を騙し取られたこと
友達が病んで自殺したこと
全部覚えておきましょう
明日の我が身を守りましょう
気をつけて言葉を使わないと
俺がひどいやつみたいだし
気を遣って振る舞わないと
誰かが俺を責めるし
気安く話しかけないで
正直あんたら苦手
ゴミみたいな音楽が好きだし
服のセンスも終わってるし
まぁ言わんけどさ
4.豚
/ Ugly God In The Church
人間の想像の分際で偉そうに
知恵や生を語る 鼻で笑う
薄く引き伸ばして偉そうに謳ってる
どうでもいいから不細工な面をしまえ
苦行や念業を強いて
奪えるだけ奪って
壊せるだけ壊して
理屈も理由もでっち上げて
座る柔らかい椅子
味わう甘い蜜
神様気取りの豚
臭ぇ息を吐いてる
純粋な疑問だがあんたって何者?
俺の目で見たら太ったおっさんだわ
浅く理解した真理はいいから
どうでもいいから
ちょっとは痩せろよ
苦行や念業を強いて
奪えるだけ奪って
壊せるだけ壊して
理屈も理由もでっち上げて
座る柔らかい椅子
味わう甘い蜜
神様気取りの豚
臭ぇ息を吐いてる




5.葬唱 / Ceremony
何も聞こえないここで
ずっとずっと経ってた
無抵抗で無感情の
ふりをして過ごしていた
肋から液体の肺を零し停止
率直に言って
「綺麗だ」っていうのは嘘だ
希望的観測がどんどんぼやけていく速度
結構いろんなものを諦めた
優しさと愛を使い切った瞬間に
それを「無駄だ」って言い張ってついに
「ここで死んでも構わない」と
クソと苦悩を通過していくよ
あらゆる残酷を全部ブチ込んだ
箱庭の結末に送る
ありふれた言葉だけ
並べた歌
剥がれた空の真下で巡った言葉じゃ
繋ぎきれない未来
ここで生きてはいけない理由は
一個では足りないみたい
無理やり唱えた理想論は
人の波に無理やりに添うように
ただ一つの方向へ
流れてしまうだけだね
フラストレーションで錆びる
視界と風景
思い出が色褪せるのにも
慣れてしまった
有刺鉄線越しに
虹が見えたけれど
どうやらここが限界らしい
黙って坂を下って行って
これから繰り返すのは
人とただすれ違っていくことだけ
誰にだって言えそうな
無限の愚痴だった
誰にだってできそうな
無意味な音だった
誰も口ずさまないような歌だった
これからはもっと
狡猾に生きるから
「愛こそが全て」とか
平然と言えるだろう
騙された気分はどうだ?
すぐにいなくなりますから
どうかお元気で
剥がれた空の真下で巡った言葉じゃ
繋ぎきれない未来
ここで生きてはいけない理由は
一個では足りないみたい
無理やり唱えた理想論は
人の波に無理やりに添うように
ただ一つの方向へ
流れてしまうだけだね
終わってしまうだけ
駄目
使いこなせない愛と誠実を
売って持て余した曲で君を抱いた
冷え切った手で背を抱きながら
疲れた顔で笑ってそれで終わりだよ
夢想していた正解をもう一度
俺の胸の中にしまい込んだよ
空洞だよ
そこで眠ってるんだよ
歌うということは
負けるっていうことだよ


6.待月 / True Dub
悲しいまま日々に溶ける
正しいあなたをわかってる
ただ優しい人に送る
悲しいことから守ってる
正しいまま日々に溶ける
悲しいあなたをわかってる
ただ優しい人に送る
優しいあなたを守ってる
万能じゃないけど神だよ
信じていないけど愛してるよ
一つになれないけど抱くよ
ウザいけど欲しがられたいよ
強いけど壊してもいいよ
弱いけどかばわなくていいよ
かけがえのないものなんてないけど
君はそうだよ
そうだよ
悲しいまま日々に溶ける
正しいあなたをわかってる
ただ優しい人に送る
悲しいことから守ってる
正しいまま日々に溶ける
優しいあなたをわかってる
ただ優しい人に送る
優しいあなたを守ってあげる
7.街月 / Dukkha
Laid-Back 徐々に、徐々に
様変わりする度に愚弄しLowに浪費
力尽きるその前に
恨み言でも弄し披露 2浪費
Lay and flash up,up,up side down
世界の波の中
溺れたら息できずに
そのリザルトを抱いて死ぬ病気
Too lateにはアイソレーションを
憂いには嘲笑と冷笑を
誹謗にまみれた白書
愛の極北に希望はなくとも
「Say Love And Peace」がもう
時代遅れの詭弁に成り果てた、ってね
誰もそれを疑わないから
別にいいけどさ
「最近いい感じ」って
嘘つくあんたに
気づかない俺じゃないけれど
なんて言ったらいいか
実際何にも浮かばないんだよ
最初で最後のミスを犯した俺たちを
誰も助けちゃくれないし
できるだけそれの当事者にならないように
逃げてもいいんだよ
誰にも望まれないように
絶対にここで暮らさないで
誰にも頼まれないように
絶対にここで踊らないで
誰にも傷つけられないように
絶対にここで迷わないで
誰にも守られないように
絶対にここで生きないで
泥を纏ったスニーカーと
穴の空いたカーディガンと
下手くそな歌を綺麗だと
言える俺たちはきっと
もう少しだけ器用になることを
許されてる証拠だから
何も諦める必要はないよ
バケツに水を張って
そこで泳ぐ勝算を立てよう
もう悲しまないように
間違えない馬鹿たちの
集ったこのフロアこそが俺の愛だよ




8.ウソでも「ウン」て言いなよね
/ My Name Is Beautiful Liar
何回もさぁ 語り合ったよね
残酷な時空の摂理とか
「あり得ないけど一緒に死のうね」
なんて言ってさ
単純にさ
あんたかわいくてたまらないから
抱き締めただけ
あんたがいきなりいなくなることが
とても恐ろしいから
繋ぎ止める努力は怠らないように
時にはひどい手を使って
卑怯に頼り最悪ウソをついて
死ぬまで騙しきって
僕は彼女と歩いてた
街のことを今でも愛しているよ
僕は友達と歩いてた
川辺の風を今も想ってるよ
僕は誰かと暮らすのが
本当に好きだ
僕は誰かのために
生きるのが使命なんだ
ここで頑丈な左手を
ここで中心の心臓を
ここで清廉な心象を
ここでなにもかも捧げるよ
ここで凡庸な生きざまを
ここで単調な終日を
ここで完璧な愛情を
ここでなにもかも捧げるよ
これから先に起こるだろう
悲しいことに対処するため
なんだってやる覚悟だけは
腹に決め込んで
時にはひどい手を使って
卑怯に頼り最悪ウソをついて
死ぬまで騙しきって
何回もさぁ 語り合ったよね
残酷な時空の摂理とか
「あり得ないけど一緒に死のうね」
なんて言ってさ
単純にさ
あんたかわいくてたまらないから
抱き締めただけ
ここで頑丈な左手を
ここで中心の心臓を
ここで清廉な心象を
ここでなにもかも捧げるよ
ここで凡庸な生きざまを
ここで単調な終日を
ここで完璧な愛情を
ここで
何もかもを
何回もさぁ 語り合ったよね
残酷な時空の摂理とか
「あり得ないけど一緒に死のうね」
なんて言ってさ
単純にさ
あんたかわいくてたまらないから
抱き締めただけ




9.天国
/ A Boy Will Sing For You Forever
あなたと知り合ってしばらく経った
資本主義社会で生きるには
随分不器用な人だから
学校も辞めたね
いいんじゃない 好きにして
かくいう私もさ
椅子取りゲームには負けたんだ
教科書に齧り付く
不器用な人の隣で
大好きな女の子の
似顔絵描いていた
あなたのことをとても
素敵だと思っていた
私もそんな風になれたらいいのにな
変化は偶然を装って
その実周到に行われ
息苦しいことを受け入れて
脱落して生活が終わって
あなたは色鉛筆を持って
綺麗な線で星を描いてて
伸びた髪が肩にかかる頃
あなたが微笑んでくれるのを
待っているよ
あなたと知り合って
しばらく経った
少しはお互いに冗談を
言い合えるようになった
ギターを弾くようになったんだね
少し心配だけれど
いい曲だね
あなたのことが好きな
女の子を好きな
あなたのことを嫌いな男の子に
殴られていた
あなたの友達の私は
だんだん笑わなくなっていくのを
最低だなんて言わないし
一緒にどこまでも
諦めてあげるよ
変化は偶然を装って
その実周到に行われ
息苦しいことを受け入れてまで
続けて
変化は偶然を装って
その実周到に行われ
息苦しいことを受け入れて
脱落して生活が終わって
あなたは安いギターを持って
綺麗な声で歌を描いてて
伸びた髪が肩にかかるまで
死なないで どうか死なないで
変化は偶然を装って
その実周到に行われ
息苦しいことを受け入れて
何があるっていうんだろう
のびた髪が肩にかかるまで
あともう少しだけ生きていて
伸びた髪が
肩にかかるまで
あなたが誰かを信じるのを
見てみたいよ


10.人々よ / Human
別にいいよ
心の中に花を持って
くらしてきたんだから
別にいいよ
必死に自分の中の悪魔にも
負けずにきたんだから
別にいいよ
大した命じゃなくても
授かって
生まれてきたんだから
別にいいよ
それでも自分の足で
立って歩いてきたはずでしょう
叶わないことを祈っている
時間は無駄だけど
届かないことをわかっている
事実は辛いけれど
これ以上悲しくならないように
する努力虚しいけれど
最後まで
私の声は私が
決めたように響くから
どんなに悲しくたって
別にいいよ
あなたの声はあなたが
決めたように響くから
どんなに悲しくたって
別にいいよ
別にいいよ
恥ずかしいけれど隠せないこと
難しくってやるせないこと
別にいいよ
何も変えることなんてないよ
最後まで
最期まで
私の声は私が
決めたように響くから
どんなに悲しくたって
別にいいよ
別にいいよ
あなたの声はあなたが
決めたように響くから
どんなに悲しくたって
別にいいよ
別にいいよ 別にいいよ
別にいいんじゃないの?
別にいいだろう?




11.世界 / WORLD
優しいあなたの正体は
ありふれた言葉たちだった
報われないし救われてないけど
忘れられないでいたい
夜明けで溶けたあの空は
飛びたくなるほど青かった
あなたさえ生きていればいいと
思って眺めていた
貸してもらったあの朝焼けは
私のことを赦してくれた
暖かい光はあなた
だからあなたが世界よりもだった
だからあなたが世界よりもだった
あなたが
たった100円出すだけで
買えるようなコーヒーや
何億円もするビルが
どこにでもあるように
あなたも
どうせ探せばいるような
どこにでもいるような人さ
それでも生きてて欲しいから
あなたは生きていてね
街を照らす
ボロいパチンコの明かりが
夕焼けを食って
空を塗りつぶすのならば
そこで踊って欲しい
ただ踊って欲しい
ドレスじゃなくたって
ジャージを着てたって
薄汚い日々が
色を変えあなたを
引きずって突き飛ばして
唾をかけるのならば
ガラスを引っ掻いたみたいな声で
泣いたっていいよ
泣いたって綺麗だ
あなたは
透明な灰皿に
潰した二本のタバコに
かかる月明かり
セーラームーンなんて
助けちゃくれない
肩を抱く人がいなくたって
結婚指輪がなくたって
誰にも愛されなくたって
あなたが生きてて欲しい
あなたが
