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CRYAMYとして初めてレコーディングされたデモ音源。
結成以来、彼らの拠点であり続けた池袋のライブハウス跡地にて1日で録音・ミキシング。
レコーディングは昼間から慌ただしく行われ、
同じフロアに機材一式を詰め込んでのレコーディングとなった。
雑然としたサウンドはそのためだそう。
当時はベーシストの正規メンバーが不在であったため、
ベース演奏は三曲ともフジタが兼任している。
ジャケットデザインはオオモリが担当し、彼が自宅でジャケットとCD-Rをコピーし、手作りで製造されたそうだ。
ライブ会場でタダでばらまいていたそうだが、反応乏しく、ほとんど手に取られることはなかったとのこと。
後年、違法に製造された偽物がメルカリに流されることになり、強く注意喚起が行われていた。
タカハシの加入で正規メンバーが揃い、程なくして活動を本格化させる以前の拙くもピュアな光景がパッケージングされており、
まだCRYAMYのシグネイチャーは歌・サウンド両面には感じられないものの、
楽曲の空気は既にこの頃から完成されているのが窺える。
特に後年の作品には再録をされながらもパッケージングされることはなかった「ビネガー」や、
未完成状態で収録された「テリトリアル」など、
ここにしか収録されていないレアなテイクを聴くことができる。
(廃盤)
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